α Sweet DIGITAL + Caplio R6

先日紹介したRicho Caplio R6 との比較のため、一眼のα Sweet DIGITALで撮影した写真を紹介します。
レンズは50mmマクロと90mmマクロを使用しましたが、APS-CサイズのCCDなので、フィルム換算では、75mm相当、135mm相当になります。
[原寸画像]の部分をクリックするとデジカメで撮ったままの写真を見ることができます。(2018.1.15原寸画像のリンクを外しました)
1.クジャクソウ(αSeetDIGITAL)
絞り開放で撮影しました。

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[原寸画像] 90mm、F2.8、ISO100、1/2000s

F11まで絞って撮影しました。

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[原寸画像] 90mm、F11、ISO100、1/100s

2.ギボウシ(αSeetDIGITAL)
スポット測光で+0.3の露出補正をかけています。

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[原寸画像] 90mm、F3.2、ISO100、1/160s

花をアップに。

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[原寸画像] 50mm、F9、ISO100、1/25s

絞り開放で少し離れて撮影しました。

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[原寸画像] 50mm、F2.8、ISO100、1/400s

絞り開放で近づいて撮影。ピントの合う範囲は非常に狭くなります。

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[原寸画像] 50mm、F2.8、ISO100、1/200s

雄しべの先端にピントを合わせました。

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[原寸画像] 50mm、F2.8、ISO100、1/200s

3.赤トンボ(αSeetDIGITAL)

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[原寸画像] 50mm、F3.2、ISO100、1/250s

続いて、R6で撮影した写真です。8月11日と同じギボウシですが、今日の方が直射日光が当たっていなく条件としては良かったようです。
4.ギボウシ(R6)
200mm相当の望遠端マクロで撮影です。絞りのコントロールはききませんが、適度に背景がボケてくれます。

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[原寸画像] f33mm、F5.3、ISO64、1/34s

フラッシュを利用。ソフト発光モードにしました。

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[原寸画像] f33mm、F5.2、ISO64、1/217s

広角側で雄しべにピントを合わせて撮影しました。

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[原寸画像] f5mm、F3.6、ISO64、1/73s

5.赤トンボ(R6)
望遠側のマクロで赤トンボを撮影しました。αに比べてフォーカスエリアが広いためか、なかなか目にピントが合いませんでしたが、カメラだけトンボに近づければ良いので撮影自体は楽でした。

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[原寸画像] f33mm、F5.2、ISO64、1/52s

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[原寸画像] f33mm、F5.2、ISO64、1/64s

Richo Caplio R6 ~ 花火大会

昨晩、町内の東光院というお寺で行われた花火大会の様子です。リコー Caplio R6での撮影です。
用事のついでに寄ったため、R6本体だけしかもってませんでした。三脚を持っていけばよかった・・・。
広角28mmだと花火会場からでも花火がばっちり入りますね。
R6を使ってて、わかったこと。花火の時は、シャッター速度優先モード(※)が欲しいと思いましたが、フラッシュを発光禁止にして、三脚を使って、スローシャッター速度制限を適当に変えれば、花火撮影にも使えそうです。
花火の光でもAFは合いましたが、無限遠固定にした方が楽です。

※ 2007.8.19 補足
R6には、長時間露光という設定がありました。1、2、4、8秒のシャッター速度で固定に出来ます。三脚がますます必要になったでしょうが、花火撮影などで使えそうです。
インターバル機能(5秒~3時間間隔で設定可)と併用することも可能です。露出と構図が決まれば、撮影はカメラ任せにしてしまい、ゆっくり鑑賞することも出来そうですね。

今回の写真は、全てフラッシュOFF、元画像を600×800に縮小してあります。4枚目の写真だけトリミングしています。

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f7mm、F4、ISO64、1s

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f5mm、F3.3、ISO400、1/5s

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f5mm、F3.3、ISO400、1/8s

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f5mm、F3.3、ISO400、1/9s

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f5mm、F3.3、ISO200、1/8s

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f5mm、F3.3、ISO200、1/8s

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f5mm、F3.3、ISO200、1/8s

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f5mm、F3.3、ISO400、1/13s

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f5mm、F3.3、ISO400、1/8s

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f5mm、F3.3、ISO400、1/8s

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f5mm、F3.3、ISO400、1/8s

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f5mm、F3.3、ISO400、1/8s

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f5mm、F3.3、ISO400、1/8s

Richo Caplio R6

Caplio R6(リコー)を購入しました。ただ、使い始めたばかりなので、まだまだ隠れている良いところ悪いところがあるかもしれません。
思ったことを適当に書きますが、購入を考えている人の参考になれば幸いです。
今使っているデジカメは、一眼レフのαSeewtデジタルと(ポケットには入らない)コンパクト機のDimageZ3で、ポケットに入る大きさ&広角ズーム機がないか気になっていました。
R6に決めた理由は、1.28mm広角、2.マクロ、3.ポケットに入る大きさ、4.200mm望遠、5.値段。最近28mm広角対応のコンデジは増えてきましたが、厚さ2cmで200mmまでの望遠が使える機種は、R6だけ?でした。
第一印象は、普通のコンデジと思いきや、撮影していくと、なかなか面白いかも。
手ぶれ補正は、Z3ほどは効いてないようです(薄型なのでシャッターを押した時にカメラの揺れ幅が大きいことが原因?)が、薄型だからこそあった方が良いのかもしれません。Z3に比べると失敗写真の割合は多いような気がしますが(※)、少し設定を変えると良い感じになります。感度設定をあげた時のノイズはちょっと気になるので、暗い室内撮影はフラッシュを使った方が良さそうです。

(※) 感度を上げたときのノイズが気になるのでISO200以下で撮影しています。室内でフラッシュを使わない時に、ぶれてしまうことが一番の原因のようです。あとは花びらなどの色飛びですが、コンデジにしては健闘していると思います。これは撮影後液晶画面で確認し露出補正することで改善できます。デジカメ全般にいえることで、銀塩カメラに比べると露出にシビアな分、1ショットあたりの失敗は多くなります。取り直し出来ない一瞬を撮りたい場合は、銀塩一眼の方が、まだまだ安全だと思います。デジカメの場合は、だめなら消せば良いので、設定を変えて沢山撮るのが一番です。

一眼の楽しさを知っている人にとっても、コレはコレで飽きないと思います。設定が決まったときは、シャープですごい写真が撮れそうなカメラです。動画の写り具合も良い方だと思います。(Z3は、スムーズにズームが働きますが、R6はカクカクと段階的にズームが切り替わるところだけ気になりました。なるべく途中のズーム切り替えはしたくないというのが正直な感想です。)
マクロ中心ですが、とりあえず実写サンプルです。[原寸画像]のリンク先は、撮ったまま(加工なし)の画像です。(2018.1.15原寸画像のリンクを外しました)
1.ギボウシ(広角マクロ)
花の直径は3cmくらいです。一部分に夏の強い日が当たっていて難しい条件だったと思います。ボケ気味に見えますが、原寸画像を等倍で見るとピントのあっている場所は細部まで良く写っています。

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[原寸画像] f5mm、F3.6、ISO100、1/410s

2.ギボウシ(望遠マクロ)
200mmでのマクロ撮影です。広角マクロに比べ背景がボケてくれます。一眼っぽい感じになります。200mmで25cmまで寄れるテレ端マクロは、R6の魅力の一つです。

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[原寸画像] f29mm、F4.9、ISO100、1/310s

3.クジャクソウ(広角マクロ)
コンデジのマクロは、一眼に比べてピントの合う範囲が広いので撮影は楽です。一眼に無い有利な点(不利な点でもあるけど)です。
ISO64に固定して-0.7の露出補正をかけました。他のデジカメでもそうですが、露出補正しないと花びらの色が白っぽくなります。

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[原寸画像] f5mm、F3.6、ISO64、1/870s

4.テレ端マクロ
ISO64に固定し、ソフト発光モードのフラッシュを使いました。ソフト発光モードは、マクロの時に使えると思います。Z3の望遠端(1.2m以上の距離が必要)後ろに下がりきれないことがありますが、25cmまで寄れると楽です。
被写体は、αSeewtデジタルとタムロンの90mmマクロレンズです。このブログでも何度か登場しているレンズです。

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[原寸画像] f33mm、F5.2、ISO64、1/189s

5.広角マクロ
広角側でのマクロは、写し方によっては、遠近感を強調でき面白いです。近づきすぎたので手前(左下)の方は、R6のレンズがフラッシュの影を作っていますが。。。一眼では味わえない31mmマクロ!!(マクロモードでは広角側は31mm相当になるそうです)。

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[原寸画像] f5mm、F3.6、ISO64、1/34s

6.R6外観写真
αSeewtデジタル+タムロン90mmマクロで撮影しました。(マクロレンズ使う必要は無かったのですが・・・特に2枚目の写真は2mくらい離れて撮影してます。)

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7.補足
・・・ 使っていて気になった点を中心に補足です。
● 液晶モニター
撮影時の画面の発色が黄色味が強く感じます。再生時の色は問題無いです。(特にホワイトバランスをオートにした時に撮影中と再生時の色合いが違って感じます。傾向に慣れれば気にならなくなりそうだけど、露出補正やホワイトバランス設定にきちんと連動しているのでもったいない。)
他機種でもそうかもしれませんが、再生時に拡大した時の画質は今一。ピンボケやブレの確認はPCに移してみないと安心は出来ません。Lサイズプリントが目的なら問題になることは少ないと思います。
再生時の等倍では鑑賞するには綺麗な画像です。2.7インチあると撮影直後、人に見せる気になりますね。晴れた日の屋外でも十分見やすいです。撮影中&再生時の情報表示もわかりやすくてGood。
● ズーム
電源を入れてた時の起動速度やシャッターを押した時の反応はキビキビしていて快適です。
ズームの移動も速いですが速すぎる・・・。28mmで撮ってすぐに200mmもという場面では便利ですが、中間域で止めたい時にはチョンチョンチョンと微調整が必要で、ちょうど良い位置で止めたい時に、かえって時間がかかってしまいます。ステップズームという設定(途中7段階にズームを止められる機能)もあるけど、個人的にはステップなしの方が、まだ使いやすいです。慣れるまでは、イライラするかもしれません。
8.総評(2007.9.3追加)
持ち運びが嫌にならないコンデジとしては、広角有り、望遠有り、マクロ有り、手ブレ補正有り、顔認識機能有り、高感度有りと欲張ったデジカメです。
ズームや液晶モニタの発色などの操作に関する部分は、慣れると気にならなくなります。
唯一気になるのは高感度時のノイズで、ココが改善されれば、クラス最強になると思います(出来上がり画像の色合いやデザインなど好みは別にして)。フラッシュも弱い(薄型機しかも広角機だからやむを得ないかもしれません)ので、室内で光量不足の場合が多々あります(フラッシュの範囲は、ISOオートで広角時3m、望遠時2mまで)。室内などの暗い場面では、FUJIFILMなどの高感度に定評のあるコンデジがお勧めです。室内で撮影する場面の多い人は、広角ズームやマクロを優先するか高感度画質を優先するかが選択の分かれ目になりそうです。
屋外撮影では問題になる場面は少なくなりますので、風景写真や旅先での記念写真などの屋外撮影が中心の方、花などのマクロ撮影をしたい方には特にお勧めです。
デジカメ入門者が使えば、何でもありのコンデジとしてオートモードで使い始めて、設定を徐々に覚えていっても良いです。
一眼レフを持っている方もサブ機として面白いカメラだと思います。マクロレンズ、広角レンズ、望遠レンズ代わりに。不測の事態のときのサブ機として持ち歩いても邪魔になりませんし。
※ 暇な時に、αSeetDやZ3で撮影したサンプルも掲載しようと思います。