レンゲショウマの花、花粉の顕微鏡写真

レンゲショウマ(蓮華升麻):キンポウゲ科、レンゲショウマ属
今年も鉢植えのレンゲショウマが咲きはじめました。ハスの花を逆さにしたような、ほんのり紫色の可愛い花です。
同じ鉢で20年以上も咲いていますが、都道府県によっては、絶滅危惧種に指定されているとか(wikiより)。

以上2枚:ソニー α77+ タムロン SP AF90mm F/2.8(272E)

以上3枚:ソニー α77+ 135mm F2.8 STF

顕微鏡のメンテナンスを兼ねて花粉を撮ってみました。
共通データ:千代田顕微鏡MT-B型 + Nikon Coolpix 990 + 接眼レンズ5倍
↓対物1倍でノートリミング。カバーグラスの幅は18mmです。

↓対物2倍でノートリミング。

↓対物4倍でノートリミング。ピンボケでした。。。。粒が本来より大きめに見えてしまっています。

↓対物10倍でノートリミング。

↓対物20倍でノートリミング。

↓対物40倍でノートリミング。

↓対物60倍でノートリミング。

以上は、スライドガラスに花粉とカバーグラスを載せただけです。
カバーグラスを載せないもの、水を一適たらして封入したものも見てみましたが、だいぶ形が変わってしまいますね。
↓対物40倍でノートリミング。水を使用。まん丸になってしまいます。

↓対物40倍でノートリミング。カバーグラス無し。これが本来の姿ですね。カバーグラスを載せたときよりも楕円形です。

↓対物40倍で。カバーグラス無し。上の画像の中央部分をトリミングしてコントラストを上げています。

スギ花粉・・・車に付着

久しぶりに洗車しました。
毎年この時期になると、スギ花粉で、車に黄色い粉が付着します。今年は、特に多い!!。
普段の埃や泥なら、固く絞った布で拭けば落ちるのに、固まったスギ花粉は、落ちない{%泣くwebry%}
●フロントガラス上の花粉
風の強い日があったので、多少、砂も混じってそうですが、ほとんど花粉。

●ボンネット上の花粉

●顕微鏡写真(千代田顕微鏡MT-B + ニコン CoolPix990)
↓近所の杉から花粉を採取してみました。顕微鏡で見ると綺麗なんですが・・・
対物×10 接眼×5

対物×20 接眼×5

↓ボンネットに付着していた粉を顕微鏡で撮影しました。
綿棒でこすり取りましたが、強くこすったので、多くが、つぶれたり変形したりしたと思いますが、原型をとどめているのも確認できます。
対物×10 接眼×5

対物×20 接眼×5

千代田顕微鏡 MT-B型—サンプル画像 他

千代田顕微鏡 MT-B型で撮影した画像を紹介します。顕微鏡の紹介は過去のブログを参照してください。
市販の標本(カボチャの花粉)を対物レンズ1倍~60倍に変えて撮影しています。10倍の接眼レンズと組み合わせて10倍~600倍になります。
撮影には5倍の接眼レンズを使ってデジカメ(Nikon CoolPix990)を使用していますが、感覚的にはちょうど10倍の接眼レンズを使って目で見た視野(倍率)に近くなります。
● 犬の健康状態を調べる時(検便)
1.5、10倍程度の対物レンズ(50~100倍程度)
・・・・消化状態や異物が混じっていないかの確認。
2.40倍程度の対物レンズ(400倍程度)
・・・・細菌(種類や量)の様子やコクシジウム(オーシスト)の有無の確認。

体に悪い細菌は、お腹を壊した時や体力が低下している時に増殖するので見つけやすくなるようです。

● スメア検査の時
1.10倍程度の対物レンズ(100倍程度)
・・・・見やすくするために染色(簡易ギムザ法等)が必要です。

私の場合、染色液は使わずに位相差ユニットで核を見やすくして観察しています。
普通は、オス犬の反応、出血の時期などから交配の時期を判断するのですが、ポメラニアンなどの小型犬やパグなど交配時期の判別が難しい場合には、スメア検査をします。
はっきり核の見える上皮細胞の割合、核の大きさ、上皮細胞の形、白血球の量などを判断材料にしています。
1、2日置きに観察して変化を見ることも必要です。

1.サンプルに使用した標本
・・・赤く染色されています

2.対物1倍
・・・カメラでの撮影でも眼視(接眼レンズは10倍の広角タイプ)でも、ほぼカバーグラス全体を一望できます。

3.対物2倍
・・・ピンボケしていました

4.対物4倍
・・・光学顕微鏡では、対物レンズ4倍から40倍くらいまでが扱いやすく実用的な倍率です。

5.対物10倍
・・・花粉の形や核がはっきりしてきます。

6.対物20倍

7.対物40倍

8.対物60倍

9.対物60倍(中央部分のアップ)
・・・オリジナル画像の一部分を等倍で切り取ったものです。

10.おまけ1
・・・スギ花粉?この時期、車のフロントガラスに付着する黄色い粉
10倍対物レンズで撮影(オリジナル画像をトリミングしています)

11.おまけ2
・・・ユキワリソウの花粉?
10倍対物レンズ、20倍対物レンズ(いずれもオリジナル画像をトリミングしています)

・・・花の写真

マツバランの胞子とレンゲショウマの花粉~顕微鏡写真

1.マツバラン(松葉蘭)の胞子
かなりピンボケでしたが、外観の写真から。

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アップしたところです。黄色の濃い部分が熟した胞子のうです。1枚目の写真の右奥の辺りのアップです。

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熟す前の胞子のうです。ちなみに上の2枚は、一眼(αSweetD)で撮影しましたが、この写真はコンデジ(DimageZ3)で撮影しました。ピントの合う範囲が広いのがコンパクト機の特徴で気楽にマクロ撮影が出来ます。

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続いて顕微鏡写真です。
20倍(対物レンズの倍率です)

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40倍

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60倍

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60倍アップ

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60倍

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60倍アップ

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2.レンゲショウマ(蓮華升麻)の花粉
レンゲショウマの花粉です。花の様子は、8日のブログを見てください。
20倍

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40倍

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60倍

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60倍アップ

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顕微鏡フル活用術イラストレイテッド―基礎から応用まで (細胞工学別冊―目で見る実験ノートシリーズ)

夏水仙、金糸梅、桔梗の花粉

生物顕微鏡で見た花粉の様子です。
顕微鏡(対物レンズ10倍、接眼レンズ5倍)にデジカメ(ズーム3倍)で撮影した画像を縮小しています。
1.夏水仙
↑クリックで花の写真が見られます。

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20倍(対物レンズの倍率です)

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40倍

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60倍

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60倍(中央部のアップ)

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2.金糸梅(キンシバイ)
オトギリソウ科オトギリソウ属
雄しべが金糸の様に見え、梅の花に似ていることから金糸梅という名で呼ばれます。
花は、見ごろの時期を過ぎてしまいましたが花粉を撮影したついでに花も写しておきました。

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20倍

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40倍

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40倍(中央部アップ)

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3.桔梗
↑クリックで花の写真が見られます。
20倍

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40倍

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40倍(中央部アップ)

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